戦いの火蓋は切って落とさない?

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■戦いの火蓋と幕

スポーツの試合開始などで使われる、「戦いの火蓋」ですが、こちらは「切って落とす」でしょうか?
それとも、単に「切る」でしょうか?

こちらも誤用が大変多くなっていますが、「戦いの火蓋」は「切る」が正解です。
「戦いの火蓋を切って落とす」は間違いであり、「切って落とす」と表現するのは「幕」で、何かが始まる時に「幕が切って落とされた」と使います。
こちらと混同してしまって、「戦いの火蓋を切って落とす」という誤用が生まれたのかと思われます。

この「火蓋」というのは、昔の火縄銃の部品で、火皿を覆う蓋のことです。
射撃の前に、この火蓋を切って発砲をすることから、戦いが始まるという意味として使われるようになりました。

従って、「火蓋」は「切って落とす」ものでありません。
正しくは「戦いの火蓋が切られた」となります。

一方、「幕を切って落とす」は、歌舞伎の開演の時、舞台の幕を華々しく一気に落として始まるところからきています。
こちらも、誤用が大変多くなっているようですので、間違えないように、セットで覚えておきましょう。

 



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