何事もやり過ぎは良くない
「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉がありますが、これはやり過ぎは何もしないのと同じくらい良くないという意味です。
場合によりますが、様々なケースでこの事は当てはまります。
■食べ過ぎ、飲み過ぎは良くない
人間は何も食べなければ死んでしまいますが、食料がたくさんあるからと言って、食べ過ぎるのも良くないことです。
食べ過ぎの生活を続けていると、胃腸や臓器にも負担がかかりますし、脂肪を蓄えて太ることによって、心臓にも負担がかかり始めます。
食べ過ぎは色々な病気の原因となってしまうのです。
また、お酒の飲み過ぎも良くないです。
1日に1杯程度の少量のお酒なら、身体も温まり新陳代謝も良くなりますが、飲み過ぎはやはり内臓に負担がかかり、万病の元となります。
コーヒーも少量であれば身体に良いことも分かっています。
しかし、これも飲み過ぎると毒となります。
食事については、腹八分目を心掛け、飲み過ぎや食べ過ぎは控えるようにしましょう。
■人との距離をうまく保つ
仕事での人間関係や、友人との仲も、うまく保つように調整すると良いでしょう。
仕事上のクライアントの人たちとも、親密すぎると、大事な契約や見積金額などもなぁなぁになってしまい、トラブルの元となることがよくあります。
もちろん、距離を取りすぎていても、契約がもらえなくなるので、適度な接触を心掛ける必要があります。
社内でも同様に、上司や同僚とも仲が良すぎると、仕事を回されすぎて苦労することになるかもしれません。
かと言って、何の交流もないと、仕事が円滑に進まなくなるでしょう。
友人との仲も、親密すぎると時間を取られすぎたり、振り回されることになるかもしれません。
また、自分からも、相手の気を悪くするようなことを気づかずに言ってしまうこともあるかもしれません。
もちろん、仲が悪ければ、喧嘩が絶えなくなったり、無視されたりしてしまうでしょう。
人間関係は、親密すぎても距離を取りすぎても、うまくいかないことが多いものです。
■人を信じるのもほどほどに
「信じる者は救われる」という言葉もありますが、あまり人を信じすぎるのも危険かと思います。
100%裏切らないような信用できる人もいるでしょう。
しかし、何かを任せた時に、裏切るつもりはなくても、その人が失敗することはあるのです。
もちろん、全く信用しないのも良くありません。
どんなに仕事ができないような人でも、信じて任せてあげることが必要な場合もあります。
「人を100%信じても良くないし、100%信じないのも良くない」というのが私なりの結論です。
■何事もほどほどにする
食べ物や人間関係について触れましたが、その他、遊びや趣味、睡眠時間や仕事などについても同じことが言えるでしょう。
趣味などで遊び過ぎても良くないし、無趣味ではつまらない人生となってしまいます。
睡眠時間が少ないのも良くないですが、かと言って取りすぎても時間の無駄となったり、身体がだるくなってしまうものです。
仕事をしないのは良くないですが、仕事のしすぎも身体に負担がかかります。
このように、ほとんどの場合に「過ぎたるは及ばざるが如し」が当てはまります。
何事もほどほどにし、この言葉を忘れないようにしましょう。