関東の出汁はなぜ黒いのか

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■関東の出汁はなぜ黒いのか

関東の出汁は、関西に比べて黒いという話があります。
お店やご家庭にもよりますが、確かにその傾向は強いかと思います。
もちろん、これも理由があります。

それは、関東と関西で、水の硬度が違うというのが最大の原因かと思われます。
水の硬度というのは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量の多さで決まります。

カルシウムやマグネシウムの量が多けば硬水となり、少なければ軟水となります。
関東の水は硬水で、関西は軟水になっています。

水が硬水だと、すでにミネラル分が多く含まれているので、出汁が溶け出しにくくなります。
そのため、関東の硬水だと、いくら時間をかけて出汁を溶け出そうとしても味が薄いままなので、醤油などを使って味付けをする傾向があり、それが原因で関東の出汁は黒くなってしまうというわけです。

逆に関西では、水が軟水で真水に近いため、出汁が溶け出しやすく、大して味付けをしなくても出汁だけで十分おいしくなります。
これが関東の出汁の方が黒い理由です。
関東は、醤油や塩などの味付けをするのでしょっぱくもなるということです。

では、なぜ関西は軟水なのに、関東は硬水なのでしょうか?

水の硬度は、山に雨が降って川に流れる時、この川で流れる距離が長いほど、土のミネラル分を多く吸収する機会が増えるので、硬水になりやすいということです。
関東は地形的に平野が広く、関西よりも川が長くなるところが多いため、硬水になっていると考えられます。

ただ、硬水にもメリットはあります。
硬水は、すでにカルシウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んでいるため、水道水をそのまま飲んでも栄養が摂取できるということです。

まぁ、メリットはそのくらいかもしれませんが、軟水と硬水については、覚えておいていただければと思います。
 



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