物事の裏を読む
■物事の裏を読む
物事の裏を読むくせをつけましょう。
ニュースなどを見ていても、裏を考えてみないと分からない部分もあります。
例えば、100歳をも超える高齢者の方々に、「長寿の秘訣は何ですか?」とインタビュアーが聞くシーンをよく目にします。
大抵の高齢者の方は「長寿の秘訣はない」と応えます。
この時、「長寿の秘訣がないことが、長寿の秘訣なんですね」というコメントがありますが、裏を考えてみましょう。
長寿の秘訣がないから長寿なのではなく、元々体質が丈夫な人が長生きできるのであり、こういった人たちは健康面をあまり気にしなくても良い人たちです。
大抵の人は、人生のどこかで病気になったりして、その時から健康を意識して気を遣うようになるのですが、時すでに遅しか、もしくは元々病弱で長生きできないのです。
つまり、長寿の秘訣はないという人たちは、体質として身体が丈夫な人たちですので、何も参考にできる部分はなく、自分の健康のことは自分できちんと管理する必要があるということです。
また、「あなたは胃下垂だから太らなくていいよね」という意見を聞くことがありますが、これも逆だそうです。
胃下垂だから太らないということはなく、痩せている人が胃下垂になりやすいとのことです。
痩せていて筋力が弱いと、胃の周りの筋力も弱まり、胃が落ちてきやすいそうです。
もう一つの例として、流行語大賞を取った芸人はその後売れなくなるというジンクスがありますが、これも逆と私は思います。
トーク力のある芸人さんは、一発ギャグなど考えなくても売れますが、トーク力のない芸人さんは一発ギャグなどで話題を呼ばなければならないことが多く、そういった人たちだけが流行語大賞を取るということです。
しかし、トーク力がないのが致命的となり、その後売れることはないというのが見解です。
物事には表面だけ見ていても分からないことが多々あります。
なるべく裏に潜んでいる物事を考えるように努力しましょう。

