お店のポイントカードはお得なのか?
■お店のポイントカードは得か?
家電製品店やドラッグストアなどでは、よくポイントカードを発行しています。
ポイントカードも種類が色々とあり、次の買い物で値引きされたり、ポイントが貯まると値引きされたりして、お得感があります。
ただ、じっくり考えてみると、それほどお得ではなかったりします。
例えば、次の買い物の時に10%値引きされるポイントカードがあるお店と、最初から10%値引きされているお店のどちらが得かを考えてみましょう。
1万円の商品の場合、最初から10%値引きされるお店は9千円となります。ポイントカードのお店は、1万円を払って、1千円分のポイントが付きます。
この時点では、両者の金額は同じですが、次の買い物でまた1万円の商品を買った場合を考えてみましょう。
最初から10%値引きされるお店は、9千円ですので、合計18,000円支払ったことになります。
対してポイントカードのお店は、前回の1千円分のポイントを引いて9千円を支払うことになりますが、ここでの10%のポイントは900円となります。
19,000円支払って、ポイントが900円分ですので、18,100円の出費となり、最初から10%値引きされるお店より100円損をしています。
さらに、ポイントカードなので、次に買い物をした時でないと900円分を使うことができず、お店もその系列のお店でないとポイントを適用できません。
つまり、ポイントカードよりも最初から安いお店を探した方がずっとお得なのです。
ポイントカードのようなものは、単なる客寄せなので、本当にお得かどうかをよくよく見極める必要があります。
もちろん、ポイントカードをお店が発行しているのに、使わない場合は損をすることになりますが、消費税分も得をしないポイントカードを発行しているお店もありますし、カードが邪魔になるだけの場合もあります。
私も好きなお店のポイントカードは持つようにしますが、あまり使わないようなお店では、ポイントカードを作らないようにしています。

