面白い雑学5

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前回に続き、考察なども含め、面白い雑学を少しご紹介したいと思います。

 

■タイムトラベルの設定

タイムトラベルが、現実には不可能であるというのは、以前述べた通りですが、タイムトラベルの映画、アニメなども多く、たくさんの人に親しまれています。
私もそういったものを楽しんでいるので、それらを批判したいわけでは決してありませんが、タイムトラベルというのは矛盾だらけと言わざるを得ません。

例えば、ある男が自分が産まれる前の過去にタイムスリップして、自分の母親を殺した場合、その男はどうなるのでしょうか?
その男はそこで消滅するのかもしれませんが、母親が死んだことでその男は産まれることはなくなり、その男がいなければ、男が過去に戻ることも、母親を殺すこともなかったはずです。

タイムトラベルの話は、このような矛盾の連鎖がすぐに起こり得るのです。

これを解決するために、パラレルワールドになるという設定があります。
パラレルワールドというのは、タイムラインが分かれるというもので、上の例で言うなら、男が母親を殺しても、その男のタイムラインには影響がなく、男が元の時間に戻れば、そこでは母親は生きているというものです。
もう一つのタイムラインでは、母親が未来の息子に殺された状態で時間軸は進み、これらがパラレルに存在するという設定です。

ただ、この設定だと、過去を変える意味は全くありません。
例えば、恋人を事故で亡くしてしまったから、過去に戻って助けたとしても、元の時間に戻れば、恋人は死んだままのため、過去に戻る意味がないのです。
まぁ、未来を見てきて、その結果から現在を行動を変えるということはできるとは思いますが、話としてはあまり面白くないかもしれません。

昔、有名な某アニメ番組で、パラレルワールドになるタイムトラベルの話がありましたが、少年が過去を変えて、タイムラインが二つになったのに、もう一度過去に戻った時に、自分のタイムラインではなく、別のタイムラインの過去の方に行っていることに、違和感を感じていた覚えがあります。

このように、タイムトラベルの話は、矛盾がつきもので、楽しければ何でも良いという人もいらっしゃるかもしれませんが、ストーリーを考える側としては、なるべく矛盾のないように、慎重に物語を考える必要があるのかと思います。

 

■風邪の時の長ネギ

風邪をひいた時に、長ネギを首に巻くと風邪が治るという噂を聞いたことがある方も多くいらっしゃるかと思いますが、これは迷信ではないようです。

長ネギの香りを嗅ぐと、体温が上昇するという実験結果が出ていて、体温上昇することによって、風邪ウィルスを撃退する効果が多少あるらしいです。
風邪をひいた時に、熱が上がるのは、風邪ウィルスが熱に弱いことを利用したものですので、理にかなっているかと思います。

ただ、実際に風邪をひいた時に長ネギを首に巻くのも恥ずかしいですし、匂いで逆に気分が悪くなってしまう可能性もあります。
そのため、オススメなのは、長ネギを食べるということです。

たまたまかどうか分かりませんが、長ネギの白い部分ではなく、緑の部分にはムチンというネバネバの成分があります。
これが、非常に人間の免疫力を高める効果が大きいということが分かっています。

なので、長ネギは首に巻いても良いのですが、食べる方が風邪治療には効果が高いということです。
風邪を治すのは、結局、人間の免疫力に頼るしかありませんので、風邪対策には免疫力を上げる食べ物を摂取するようにしましょう。

 

■重体と重傷の違い

事故のニュースなどで、よく重体や重傷という言葉が出てきます。
この二つは明確な違いがあります。

重体というのは、命に関わるような危険な状態で、よく意識不明の重体という言い方が使われるのは、非常に危険な状態ということです。
それに対して、重傷というのは、命の危険はないものの、骨折などの重いケガをしたという意味になります。

また、重態と重症という言葉もありますが、こちらは事故ではなく、主に病気の場合に使われる言葉で、違いもほぼ同様です。
つまり、重態は命に関わるほど重い病気の状態で、重症は命に別状はないものの、重い症状になっている状態を言います。

話は少し変わりますが、死因が心不全とされる場合は、少し不自然な部分があります。
心不全というのは、心臓が停止することであり、それが死因というのは少しおかしいのです。

心臓が止まったのはなぜかを突き止めるのが死因となるはずなのに、死因は心臓が停止したことですというのは、おかしいと言わざるを得ません。
本来であれば、何らかの原因で心停止となったはずなのに、死因が心不全という場合は、原因不明の可能性が高いということです。

寿命を全うして死んだ場合で、何の病気もなければ心不全とされる場合もありますが、この場合は老衰という死因になるのが普通かと思います。
本当の死因を隠すために、心不全とされる場合もありますが、基本的には死因が心不全だった場合は、今の医学では死因が分からなかったと考えるのが自然かと思います。

 

■エスカレーターの立ち位置

エスカレーターでは、歩いて登り降りする人のために、片側を空けて立つのが一般的ですが、関東と関西で立ち位置が異なるようです。
関東では左に立って右を空け、関西は逆に右に立って左を空けるようです。

一説では関西は大阪の万国博覧会の時に、海外の人がエスカレーターで右に立って左を空けていたことから、そのまま右立ちになったという説があります。
では、なぜ関東が左立ちなのかを考えてみましょう。

私は、車と同じになっているのではないかと考えます。
高速道路では、日本では左が走行車線、右が追越車線になっています。
これと同じと考えるなら、エスカレーターで右が歩く人となっていると筋が通っています。

関西が左立ちで、海外からその文化が入ってきたとするなら、アメリカのハイウェイは日本とは逆ですので、右が走行車線、左が追越車線となっているためと考えられます。
もちろん、この考えが合っているかは分かりませんが、もし合っているとするなら、日本は右が追越車線ですので、関西であっても左立ちで統一するのが良いのかもしれません。

ただ、エスカレーターのメーカーとしては、どちらに立つのも正解ではなく、基本的には真ん中に立ってほしいとのことです。
みんなが片側に立つと、どうしてもそちら側だけ負荷がかかり、機械が壊れやすいからのようです。

急いでいる人が歩けないじゃないかという意見もあると思いますが、メーカー側は、エスカレーターでは歩かないでほしいらしく、急いでいる人は階段を使ってくださいとのことです。

メーカーの意見もごもっともではありますが、都会ではエスカレーターのみで階段がないところもあり、また、どうしても急いでいる時やそういった人が多いのも事実です。
そのため、片側を空けざるを得ない状況になっておりますが、改善するには、エスカレーターは一人分の幅にして、エスカレーターの横には必ず階段をつける必要があるのではないかと思います。

 



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