痴漢の冤罪に遭った時

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冤罪(えんざい)というのは、無実の罪を被ることですが、満員電車などで通勤する男性にとっては、痴漢の冤罪というのは恐ろしいものです。
ここでは、痴漢冤罪に遭った時の対処法を考えてみたいと思います。

 

■痴漢と間違われたらどうなるか

実際に痴漢をした人は論外として、もし痴漢と間違われてしまった場合、自分の人生がそこで崩壊してしまう可能性があります。
もちろん「やっていない」とは訴えますが、やった人でも必ずそのように言う台詞であり、自分の無実の証明をするのが非常に難しいのです。

その後は駅員に呼ばれて、警察も呼ばれ、後日裁判ということになり、99%以上の確率で有罪となってしまいます。
証拠や証人がないケースでは、被害者側の訴えが全てであり、容疑者の話は信用されません。

稀に近くにいた人が、その人はやっていないですという証言をしてくれて、無罪となる場合もありますが、もしいたとしても、現場でそのような人を捕まえておかなければならず、立ち去ってしまった後では手遅れです。
それに、そう都合良く近くの人が、やっていないかどうかを見ていることはありませんので、そういった証人の期待はできません。

裁判で有罪となれば、社会的信用をなくし、会社員であれば解雇され、どこに再就職しようとしても、そのような前科のせいで、雇ってくれる会社はあまりないでしょう。
被害者との和解などで、裁判にならなかったとしても、そういったトラブルを起こした段階で、社会的信用をなくし、会社から解雇されてしまう可能性も高いです。

痴漢と間違われてしまった場合、その瞬間に自分の人生が終わってしまうという表現も、あながち過言ではないと思います。

 

■なぜ痴漢と間違われたのか

では、なぜやってもいない痴漢と間違われてしまうのでしょうか。

考えられる要因は2つあります。

一つは、たまたま痴漢を行った男性の近くにいて、被害者の女性が犯人だと勘違いした場合です。
もう一つは、女性が痴漢の被害に遭っていないのに、和解金目当てで痴漢をされたと女性が騒ぎ立てる場合です。

統計的には、ほとんどが前者のケースか思います。
後者は、女性側が詐欺行為で加害者側ではあるのですが、世間一般的にも警察側としても、被害者と思われる女性の味方となってしまうので、無実の証明は非常に難しいと言わざるを得ません。

また、痴漢と間違われた時、自分が真犯人の実際の犯行を目撃しない限りは、上の2つの要因のどちらなのかの判断は難しいと思われます。

 

■痴漢に間違われた時の対処法

では、実際に痴漢と間違われた時の対処法を考えてみたいと思います。

いくつかありますが、弁護士などの意見として、現場から逃げるという方法が勧められたことがあります。
どうあがいても、無実であることの証明が難しく、警察を呼ばれたり、裁判沙汰になれば社会的信用を失うため、現場から逃げるのが最も良い方法だという意見がありました。

ただ、私はお勧めできません。
逃げ切れればそれで問題はありませんが、駅には防犯カメラが設置されているところも多いので、逃げ切ったとしても、後で警察に追跡される可能性もあります。
また、人の多い駅のホームで逃げようとすれば、被害者の呼びかけで誰かに捕まえられる可能性も高く、もし捕まってしまったら、やったから逃げたのだという確信を、被害者女性や周囲の人にも与えることになり、圧倒的に不利な状況になります。

もう一つの対処法としては、被害者女性や駅員に名刺や免許証などを提示して、現行犯逮捕からは逃れるという方法があります。
通常、痴漢となると、市民による現行犯逮捕となり、警察が呼ばれますが、自分の身元をはっきりさせれば、拘束できないという決まりがあります。
これを利用して、名刺や免許証を提示して、警察を呼ばれる前に解放してもらうという方法です。

ただ、私は弁護士でも警察でもないので分からないのですが、この方法では後で本当に連絡が来て裁判になり、結局有罪になる可能性があるのではないかと思うのです。
それに、住所などの連絡先を教えてしまっては、その連絡がいつ来るか、その後の生活がずっと不安になり、平常心を保てなくなるようにも思えます。

それを解消するために、ニセの名刺を予め用意しておいて、それを渡すという方法も考えられますが、もしその場で名刺の電話番号を確認されて、ニセの名刺を持ち歩いていたとバレた場合に、痴漢を行うつもりだったからだと確信されてしまう可能性があります。

そもそも、名刺を渡して現行犯逮捕から逃れれば有罪にならないのであれば、この方法で痴漢をやりたい放題になってしまうので、やはり名刺を渡して逃れるというのも止めた方が無難かと思います。

 

■被害に遭ったと言う女性を詐欺師と仮定する

では、もっと良い冤罪からの逃れ方を、私なりに考えましたので、述べさせていただきたいと思います。

まず、なぜ痴漢に間違われたかの2つの要因は、上で述べましたが、1つ目の女性の勘違いだった場合を潰しましょう。
そのために、被害者女性が自分を痴漢だと言ってきた時に、
「私はやっていないので、別の方だと思いますが、勘違いということはありませんか?」
「絶対に私がやったと、あなたは本当に思っているということですね?」
「本当に間違いありませんね?」
と何度も確認しましょう。

もし、女性が勘違いの可能性があると言うのであれば、確実に別の方が犯人ですと言って、解放してもらいましょう。
しかし、確実に自分が犯人だと女性が言うのであれば、その人は和解金目当ての詐欺師である可能性が高いです。
なぜなら、自分は「やっていない」のに間違いなく犯人だと言い張っているからです。

この場合でも、自分の無実の証明が難しいので、詐欺師と見切った上で、ハッタリをかまします。
「私はゲイで、女性には興味がないのですよ。なのになぜ、あなたが私を痴漢だと言ったかと言えば、あなたが和解金目当ての詐欺師だからという以外に考えられません」
と言いましょう。

この時点で、散々自分が犯人かどうかを確認しているので、女性側は勘違いだったとは言えないはずですが、勘違いでしたともし言うのであれば、それで解放してもらえば良いでしょう。

また、ここで本当に女性が詐欺師なら、女性の方から逃げ出すと思いますので、放っておきましょう。
逃げ出さずに食い下がるようなら、交渉をします。

「あなたが私を痴漢呼ばわりするなら、私はあなたを詐欺師として警察と裁判所に訴えます」
「私には彼氏という、強力な証人がいますが、あなたには、あなたが詐欺師でないという証拠や証人がありますか?」

こちらが詐欺師として訴えると言っても、和解金を取られていなければ、被害届は出せないかもしれませんが、詐欺未遂の現行犯逮捕とは言えるはずです。

恐らく、ここで大抵の人は諦めると思うのですが、もし諦めずに訴えられて、裁判になってしまい、ゲイでないことがバレてしまったら、確実に不利になりますので、女性との交渉で、確実に諦めてもらう必要があります。

交渉で諦めないようなら、自分から警察を呼ぶフリをしたり、場合によっては声を荒げて脅すということも必要かもしれません。
ただ、本当に警察を呼んでしまうと、痴漢の冤罪を被ることになるかもしれませんので、警察を呼ぶのは避けましょう。

詐欺師でもなく、本当に犯人を勘違いした女性が、食い下がり続ける可能性もありますが、自分も諦めずに、相手を詐欺師呼ばわりし続けましょう。
女性が詐欺師でない場合は、和解金目当てではないので、お金はいらないと言うかもしれませんが、その場合でも裁判での慰謝料目当てではないか、などと言いましょう。
刑事事件の場合は、慰謝料を取る裁判ではないので、正しい表現ではないですが、相手をひるませる効果はあるかと思います。

もしくは、名誉毀損罪や脅迫罪で訴えると言うのも良いかもしれません。
たくさんの人の中で犯人呼ばわるされるようであれば、名誉毀損罪が成立する場合がありますし、和解金を要求されたり、強い口調で駅員や警察を呼ぶと言われた場合は脅迫罪が成立する可能性もあります。
また、被害者が間違って被害届を出す場合は、虚偽告訴罪となる場合もありますので、状況に応じて使い分けると良いでしょう。

もし本当に、和解金目当ての詐欺師であれば、和解金を支払うという手もなくはないですが、悪に屈するようですし、お勧めはしません。
いずれにしましても、女性との交渉で、警察沙汰、裁判沙汰となるのは防がなければなりません。

実際に自分が犯人というわけではないので、理不尽な交渉となってしまいますが、自分がゲイで女性に興味がないということを告げるだけでも、相手が勘違いしているのではないかと、自問させることができるはずですので、駅員を呼ばれる前にそれを訴えて交渉するようにします。

ただ、私も実際にこういった被害に遭ったわけではありませんし、この方法がうまくいくかも分かりませんので、実行するのであれば、あくまで自己責任でお願いいたします。

もし、女性が本当に痴漢の被害に遭われて、違う人を犯人だと勘違いしたのであれば、こういった対処法を行うのも被害者女性には申し訳ないですが、男性側にとっては死活問題になりますので、女性には犯人を間違わないでいただきたいという思いはあります。
女性側としては、痴漢に遭った場合、その手をつかんで、叫んで周囲に助けを求めるなどの方法で、確実に犯人を捕まえていただければと思います。

 



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