クローン人間は可能なのか

※この記事は過去の記事からの再掲載となります。
■クローンは可能なのか
よく映画やゲームなどで、クローンを作成したという話がありますが、現実的にクローン人間を作成することは可能なのでしょうか?
法や倫理面を置いておけば、クローン人間を作成することは、今の技術であれば可能でしょう。
ただし、クローン人間といってもアンドロイドではなく、生身の人間ですので、生み出すには母体が必要です。
映画やゲームの話などでは、まったく同じ人間が同時に存在するクローンが出てきたりしますが、これは無理があります。
クローン人間を作成するには、オリジナルの遺伝子を取り出して卵子に遺伝子を組み込み、母体に宿して赤ちゃんを産んでもらわなければならないので、必ずオリジナルとクローンの年齢が異なってしまうのです。
世界初のクローン動物である羊のドリーも、オリジナルと年齢の差がありました。
ただ、通常の双子の受精卵を取り出して、一方の遺伝子を別の方に遺伝子を組み込めば、同年齢のオリジナルとクローンを誕生させることができますが、もともと双子は似たもの同士なので、あまり意味がないように思います。
それ以外の方法で、オリジナルと年齢も同じクローンを生み出すには、生物を生み出す装置でも作らない限りはできませんが、そのような装置を作る方が、クローンを作るよりも遥かに難しく、当然現段階でも無から生物を生み出す方法などはありません。
植物の種を分析し、成分を全く同じ構成にした種を人工的に作り出しても、その種は植物として生長しないという話を聞いたことがあります。
植物の種と、人工的に作り出した種は何が違うのかと言えば、生命が宿っているかそうでないかという違い以外にはなく、いかに生物を作り出すのが難しいかが分かります。
クローン人間を作る意味としては、例えば優秀な人のクローンを作って遺伝子を守っていくとか、死んでしまった恋人や家族のクローンを作るとか、昔の偉人の遺伝子があれば、その偉人をまた誕生させることができるのではないかなどが考えられますが、やはり倫理的に反対する声も多く、実現には至っていません。
これについては難しいところではありますが、許される範囲であればクローンを作り出すのも良いのではないかと私は思います。
クローン人間でなくても、動物などで優秀な遺伝子を残したり、食材として美味しい遺伝子を残すというのも良いかと思いますが、やはりクローンを大量に作るというのも難しいので、なかなかクローンの実現は壁が多いものと思われます。
こういった話も面白いので、興味がある方は色々と調べてみていただけたらと思います。
